治療日誌

膝関節の痛み

2019.03.05

皆さんこんにちは、樋上です。

早いもので今年の3月になりました。もうすぐ平成も終わりに近づいてきています。そして今年は非常に花粉の多い年だと言われています。花粉症の治療には是非相談してください。また最近では交通事故の患者さんが急増しています。

 

奈良県内で交通事故の専門接骨院として頑張っております。ぜひ周りに困っている方が居られたら紹介してください!

 

 

膝の痛みを我慢していませんか。
早めの治療で膝への負担を軽減できます。

痛み腫れ変形が現れる

変形性膝関節症は、膝関節の表目をおおう軟骨がすり減ったり、半月板が破れてしまって関節内に炎症が起きる、または関節が変形する病気です。

 

 

 

 

 

 

 

初期:膝に体重がかかった時に痛みを感じますが、休むと収まります。

中期:放置して軟骨の損傷が進むと、膝が曲がりづらくなったり、正座やしゃがむことが辛くなります。痛みも強まり、膝の周辺が腫れたり熱をおびたりします。膝が伸びきらないなどの変形も見られます。

末期:症状がさらに進むと、安静時も痛みが現れ、足がO脚になるほど膝が変形してしまいます。

 

原因は骨折や捻挫などの外傷以外では限定されておらず加齢や遺伝的要素、肥満、若い頃からのO脚などが考えられています。

O脚は、膝の内側に負担がかかるため軟骨がすり減りやすくなるのです。

職業との関係では、立ち仕事や力仕事についている人、中でも農業に多いと言われています。

羅漢率の男女比は一対4で女性の方が高いのですが、理由は現在のところ判明していません。

発症の平均年齢は55歳と言われています。予防や早期治療の方法としては、太ももの前側にある大腿四頭筋を強化することをお勧めしています。ウォーキングやジョギングなどは、膝に痛みがある場合は整骨院で相談した上を行ってください。歩くだけで膝に体重の7割の力がかかりますので注意が必要です。肥満の人は、膝への負担を軽減するため減量を心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

治療法は内科的と外科的に分かれます。内科的治療では薬剤を使用する場合は、内服薬や湿布などの外用薬、ヒアルロン酸の関節注射があります。近年は内服薬の種類が増え症状だけでなく体質なのに合わせた選択により胃腸障害などの副作用を抑えながら効果的な治療が出来るようになりました。

ヒアルロン酸は、関節の骨と骨の間で潤滑油のように働いていますが、加齢とともに分泌量が減少するため、体外から5回をワンクールとして注射します。

 

内科的治療のリハビリでは、幹部を温めるほか、電気を使って膝の周りの筋肉を収縮させ、血行良くして痛みを和らげる方法がよく知られています。

 

また鍼灸整骨院等の東洋医療ではいつも皆様にしていただいているように、マッサージの治療や針の治療で痛みが軽減していきます。

その他、O脚を補正するためのアウターウェッジといった装具もあります。

 

外科的治療には、関節鏡、骨切り術、人口ひざ関節置換術があります。

 

 

 

 

 

 

 

関節鏡(内視鏡的手術)

膝周辺に開けた穴から特殊な器具を挿入し、軟骨の表面をならした炎症を抑えます。

 

高位脛骨骨切り術

膝から下の脛骨の内側を切り開いて人工骨を入れO脚を補正します。関節が若返るなどと見直されている治療法ですが、初期や中期の症状が対象となります。

人口ひざ関節置換術

関節の変形が著しく、痛みが改善できない場合に施術します。破壊された関節面を切除し、人工関節を骨に固定します。これまでは人工関節の大半が外国製でしたが、近年は小柄な日本人の骨の形状に合わせた日本製も普及し始めています。

手術する場合も自分の関節をできるだけ残すほうが、スムーズに膝の曲げ伸ばしができるなど、違和感なく過ごすことができます。それにはやはり早期治療が欠かせません。変形性膝関節症は関節内の疾患ですので早めにひのうえ鍼灸接骨院やたいが鍼灸整骨院に受診してください。

 

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