治療日誌

えぇ~ もう梅雨…。東洋医学的「湿」

2021.05.25

ひのうえ鍼灸整骨院、竹村です。

今年はいつもより早く梅雨になってしまいましたね。

雨のジメジメしっとりした季節がやってきました。

梅雨時期の湿気、僕も湿気が苦手で体や頭が重かったり頭痛がする時もあります。

今回はこの「湿」について東洋医学的に考えてみましょう。

 

まず、東洋医学では多すぎる湿気は体に害をおよぼす「湿邪」となって、健康を損ねるものとしています。

「外邪」とまとめますが、風、寒、暑、湿、燥、火といって自然界に存在する気象変化が異常な状態になった時に、人体にとって害になる「邪気」となって体を襲うと考えます。

これらの外邪は体内のバランスをくずして、さまざまな症状を発生させます。

とくに「湿邪」は、水を吸ったスポンジのように体は重たく冷たくなり、むくみやだるさが出やすくなります。

「湿邪」は大きく分けて「外湿」と「内湿」に分けられます。

「外湿」は大気中の湿気が増えすぎた状態のことで、「内湿」は体内で生まれてきた湿邪のことです。

 

とくに「内湿」の大きな原因は、飲食の不摂生です。

氷の入った飲み物や冷たいビール、冷えた麦茶やフルーツ、サラダ、刺し身、アイスクリームなど、とくに冷たいもののとりすぎによる脾胃(消化系)の機能が下がると、脾胃が担っている水分の吸収と運搬機能が低下し、処理しきれなかった水分が体の中にたまっていきます。

これがむくみや体の重さ、下痢や消化不良などの症状を起こす「内湿」となり、体内に蓄積します。

また、この「内湿」のたまっている人は、「外湿」の影響を受けやすいとされています。

もう少しこの「体内に停滞する水」について考えてみましょう。

古典の医学書である「金匱要略」によると、この体内(臓腑のある場所)に滞った余分な水を「痰飲」(たんいん)といいます。

「痰飲」は主に内臓に停滞して、その停滞した場所によって頭痛や嘔吐、めまい、咳などの症状を引き起こします。

つまり、それぞれの五臓(肝心脾肺腎)に水が滞ることによってそれぞれの症状がでてきます。

 

いずれの痰飲も陽気のめぐりの悪さや不足によって滞ります。

漢方薬では気をめぐらせる辛味薬が主になります。ただし、どこの気をめぐらせるかによって各種の辛味薬を使い分けます。

また、水は脾胃(消化系)の働きによって消化吸収されますから、脾胃の働きをよくする甘味薬もよく使われます。

 

 

「湿」に対するおすすめの食材としましては、

しょうが、ねぎ、三つ葉、しそなどの香味野菜はその香りで脾胃(消化系)の働きを活発にして、湿の排出をうながします。

また、米やイモ類、豆類、ナツメなどが持つ自然の甘味は、脾胃の働きを助け、水分を排出する機能を元気にしてくれます。

さらに、唐辛子、しょうが、香辛料などもおすすめです。汗をかかせて余分な水分を発散してくれます。

 

 

これから長い湿気の時期が始まります。

当院でも鍼やお灸で体の循環を良くする治療も好評ですよ!

だるーいお体、ご相談くださいね。

 

 


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