治療日誌

東洋医学では高血圧とは?

2021.03.16

ひのうえ鍼灸整骨院、竹村です。

日に日に春になっていくのを感じられる気候となってきました。。

 

さて今回も前回に引き続き、高血圧のお話をしたいと思います。

東洋医学では高血圧の状態をどう考えているでしょう。

ざっくり説明すると、高血圧症は、人体において「火」、つまり「熱」が発生して、その熱が「心」または「肺」に多くなったときに現れると考えます。

それにともなう症状として、頭痛、頭重、めまい、動悸、息切れ、浮腫、のぼせ、肩こり、目の病などがあります。

 

なぜ熱が発生するかを説明していきましょう。

その前に、東洋医学の考え方として、「陰と陽」があります。

陰陽論は話し出すと長くなるので、ここでは簡単に、陰は冷やすもの、寒の性質があり、陽は温める、熱の性質があり、互いに循環しているとイメージしてください。

また、東洋医学にはもうひとつ、「五行」という考え方があります。

「木」「火」「土」「金」「水」という自然の基本的な5つの要素をさします。

それを人体の「臓」にあてはめると、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」にあたります。

ここでの「臓」は病院でいう「肝臓」や「腎臓」とは異なり、東洋医学での働きを指す「肝」「腎」などの「臓」ととらえてください。

この五行「木火土金水」と、「臓」の五行を重ねると、「心」は「火」、「腎」は「水」となります。

さきほどの陰陽で考えると、「火」と「水」は陰陽の関係、ということは、「心」と「腎」は陰陽関係となります。

 

さらに、身体を上中下の三等分に分けて考えると、さきほどの「臓」の位置として、

上:「心」「肺」

中:「肝」「脾」

下:「腎」

となります。

身体は常に、上下の熱(陽気)の循環、上下の交流をしています。

言い換えれば、陰陽の交流、つまり、「心」「腎」の交流をしています。

腎の臓の働きとして、水を主るとともに、下に引き下げる、引きしめておく働きがあります。

熱は上に、つまり「心」「肺」にあがる性質がありますから、下にある「腎」がしっかりしているときは熱を引き下げて身体の熱(陽気)のバランスがとれています。

しかし、なんらかの原因、例えばストレスや過労、加齢、暴飲暴食などによって、それぞれの「臓」の力、「臓」の陰の冷やす作用も弱まってきます。なかでも「腎」が弱ることで熱(陽気)を下に引き下げて、引き留めておくことができなくなります。

 

陰の冷やす作用が少なくなる(虚す)と、本来体内をめぐるべき正常な熱(陽気)ではない邪の熱(虚熱)が発生して、その邪の熱が「心」「肺」に影響を及ぼし、高血圧につながっていきます。

 

 

鍼灸治療は、その方の脈をみてお身体の状態、どこの臓が弱っているか、あるいは熱をもっているかを考えながら鍼や灸をしていきます。

その方の今のお体(五臓)のバランスをととのえることで、身体も楽になり、徐々に血圧も安定していきますよ!

 

 

 

 


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