治療日誌

年末年始のお酒はほどほどに

2020.12.02

こんにちは。本院の杉本です。

12月に入り、もう少しで今年が終わってしまいます。

今年はコロナのせいか、何もできないまま1年が過ぎたような感じがしてなりません。

さらに今になって第3波がやってきてコロナが猛威をふるっています。

みなさんも、手洗いうがい消毒を徹底して、さらに人混みの多いところへはできるだけ行かないようにして、対策をしていきましょう。

先程少し触れましたが、今年がもうあと1ヶ月で終わってしまいます。

年末年始それに今回はあまり参加することができないかもしれませんが、忘年会や新年会とお酒🍶を飲む機会が増えてくるのではないでしょうか?

そこで今回はそのお酒の飲み過ぎによって起こる病気についてお話しして行こうと思います。

それは……急性膵炎」です。

膵炎とは名前の通り膵臓に炎症が起きることです。

膵臓という臓器は名前は聞いたことあると思います。

一時期話題になった「君の膵臓を食べたい」でもでてきました。

焼肉のホルモンで言う、「シビレ」ですね。

しかし、膵臓がどういった機能を果たしているか、あまりわかっていないとおもいます。

そこでまずはじめに、膵臓の性質や機能についてお話ししていこと思います。

膵臓とは??

長さ約15センチ、重さ70グラムほど大きさです。

場所は腰椎の1,2番目の高さにあり胃の裏にあります。

右から頭・体・尾と3部に分けられていておたまじゃくしのような形をしています。

はたらきとしては主に2つあります。

1つ目は、消化液(膵液)を分泌します。この膵液の中にはたくさんの消化酵素が含まれているため、食べ物の消化を助けます。

2つ目は、血糖値を上げる、「グルカゴン」の分泌。血糖値を下げる「インスリン」の分泌。また、「グルカゴン」「インスリン」それぞれの分泌を抑える「ソマトスタチン」を産生することです。

インスリン」は聞いたことがあると思います。

そうです、糖尿病を患っている人が取り入れるものです。それを分泌しているのが膵臓なんです。

だいたい「膵臓」がどういったものかわかりましたでしょうか?

それでは「急性膵炎」についてお話ししていきたいとおもいます。

まず、ざっくりとした説明をします。

急性膵炎

膵臓酵素の活性化による膵臓の自己消化

成因 アルコールの過飲,胆石症からの起因

症状 心窩部の激痛,左の季肋部痛,発熱,悪心・嘔吐

痛みは持続性で背部に放散痛が伴う

横向きで寝転ぶと痛み増強,座って前屈姿勢で軽減

診断 腹部エコー,白血球数の上昇,へそまわりの圧痛,反跳痛など

治療 絶飲食,鎮痛薬,輸液

専門用語が多いのでわかりやすく説明しますね。

急性膵炎の主な原因としてはアルコールの過飲が最も多いです。次に胆石が膵液の出口を塞ぐことで起こるものです。

お酒、アルコールを飲み続けると、それを分解しようと膵臓が急激にはたらき、膵液の分泌がアルコールによって刺激され、大量の膵液によって膵管の圧が上昇し炎症を起こします。

治療としては絶食と絶飲と輸液により順調に回復していくのですが、発症から23日は経過を十分に観察しながら適切な治療をしますので、たいていの場合入院が必要となります。 

膵臓を悪くしないためには

膵臓にとって大きな負担になるのが、暴飲暴食や刺激の強い食べ物や飲み物などです。普段から満腹まで食べている人や、アルコールを飲む人は注意しましょう!

プラスα

脂肪食の過剰摂取は、膵炎のリスクが高くなります。栄養バランスのとれた食事をすること。脂身の多い肉や、揚げ物などはできるだけ控えましょう。

どれだけ飲酒をすれば発病するというような基準はないのですが、やはり一般的に飲みすぎは身体にとって良いことは一つもありません。お酒はほどほどに、「禁酒」と言われたら絶対に飲まないように。

有名な人物でチュートリアルの福田が患っていました。体重が15キロを落ちたそうです。

というように、お酒を飲み過ぎることで、体に異常をきたすことがあります。

お酒を機会が多くなっていきますが、こういったことに気をつけながら楽しく過ごしていきたいとおもいます。

 


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