治療日誌

スポーツ貧血〜Part1〜

2019.08.20

こんにちは、ひのうえ鍼灸整骨院です!

最近、疲れがとれにくい練習についていけないやる気がおきない動きが悪い…なんてことはないですか?
その症状は夏バテではなくスポーツ貧血かも⁈

今回は貧血となぜスポーツをすると貧血になりやすいのかについてお話していきます!

貧血とは

私たちは血液を介して酸素が身体の隅々まで行き渡ることでが健康を維持しています。血液中で酸素を運ぶ重要な役割を果たしているのが、赤血球の中にあるヘモグロビン。貧血とは、ヘモグロビンが減ることで体内に十分な酸素が送られず、体が酸欠になる状態です。

貧血を引き起こす原因はさまざまありますが、もっとも多いのが鉄不足による「鉄欠乏性貧血」です。鉄はヘモグロビンの原料になるので、鉄分が不足するとヘモグロビンの量が減り、全身に運べる酸素の量も少なくなってしまいます。

そして「スポーツ貧血」とはその名の通り、スポーツが原因となって引き起こされる貧血のことです。(「運動性貧血」ともいいます)

どうしてスポーツをすると貧血になりやすくなるのか?

①筋肉量が多い

スポーツをする人は筋肉量が一般の人に比べて多く、筋肉は多くの酸素を消費します。その酸素を運ぶ役割を果たすのがヘモグロビンであり、必要となるまで筋肉内に酸素を溜め込んでいるのが、筋肉細胞に存在するミオグロビンです。どちらも主な成分は鉄であるため、筋肉量が多いと鉄欠乏に陥りやすくなるのです。

②大量の発汗

汗には、鉄を始め多くのミネラルが含まれています。普段汗をかくときは、再吸収の機構が働きます。けれど、激しい運動をするとこの再吸収が追いつかず、多くのミネラルとともに鉄も失われてしまうのです。

③運動時の衝撃

マラソン・バレーボール・バスケットボールのように足底へ繰り返し衝撃がかかるスポーツや、剣道のように身体に衝撃がかかるスポーツでは、同部分で血液中の赤血球が破壊される溶血(行軍血色素尿症)が原因となって貧血が起こります。この貧血を「運動性溶血性貧血」とも言います。

④消化管からの微小な出血

マラソンや長距離走など、耐久性を必要とする競技で多く見られます。運動をすると、筋肉や皮膚への血流が増える一方で消化管への血流は減ってしまい、消化管の上皮細胞は酸素や必要な代謝基質を受け取ることができず、粘膜の出血や壊死が生じ、貧血が引き起こされてしまいます。

このように、アスリートはもちろん、日常的に運動を行っている人は、貧血になりやすい条件が揃っているのです。
女性はさらに深刻で、月経が始まると経血と一緒に鉄分も体の外に出てしまうため、一般的に女性は男性よりも貧血になりやすいのですが、それにスポーツが加われば、必要とする鉄の量は増え、貧血になりやすくなるのです。
部活動を行う成長期の子どもたちも同じで、鉄は血液を作る以外に、筋肉や骨格などの身体を構成する組織づくりにも使われますつまり、いくらあっても足りない状態にあるということです。

貧血状態で運動をしているということは、酸素が足りない酸欠状態で、必死にトレーニングや運動をしていることになります。

すごく危険だと思いませんか?


貧血は男女問わず、スポーツをする人に多い内科疾患の一つだと言われていますので、気になる方は一度血液検査で自分の状態を確認してみて下さい♪

次回はスポーツ貧血の治療、予防についてお話します☆

 


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