治療日誌

突然腕が上がらなくなる!?五十肩について

2019.06.11

こんにちは!本院の久保です。

デスクワークや家事仕事で肩が凝って仕方がない!

体を動かした方が良いのは分かってはいるけど、運動をする気力も時間もない!という人はとてもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな慢性的な肩こりで肩甲骨周りがガチガチ、バキバキの方にはとくに注意してほしいのが四十肩・五十肩です。

聞いたことはあるけどそもそも「どういう状態のこと?」「肩が痛くなることを言うの?」と、患者さんでも案外知らない方が多いのです。

もし突然なったとしても、放っとくと症状が長引いたり、さらに症状が悪化する危険性があります。今回は四十肩・五十肩についてを少し細かくお伝えしています。

肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)

肩の関節は、骨や軟骨、靭帯、腱などによって構成されています。

四十肩・五十肩とは、これら組織が退行変性(老化)により炎症を起こし、肩関節の関節包が狭小化した結果、肩関節の痛みや動きの制限が生じている状態です。五十肩を発症すると、ときに日常生活に支障が生じるほどの強い症状が現れることがあります。

多くの場合、運動療法での可動域訓練や、痛み止めなどで痛みをやわらげたりするなどの保存的な治療によって改善が可能です。痛いからと言って動かすことをやめたり、固定してしまったりすると症状は進行し、肩関節の動きが悪くなり、肩関節拘縮や凍結肩(Frozen Shoulder)といわれる状態になることがあります。

発生原因

原因は様々で、はっきりとした原因は分からないのが現状です。四十肩・五十肩と名前の通り、4・50代の方に多いですが、年齢と共に肩周辺の関節、筋肉、腱、靭帯が老化することで関節周囲の組織に炎症が原因のひとつと考えられています。高いところから物を取ろうと腕を伸ばした瞬間や、何か違和感があるまま放置しているうちにある日腕が上がらなくなるなど、なんの前触れもなく発生することが多く、患者さん自身がはっきりと痛めた瞬間を覚えていないことが多いのです。

約半年から2年ほどで徐々に症状が改善されるといわれていますが、症状の重さによって様々です。

似た症状に上腕二頭筋長頭腱炎、腱板断裂損傷、石灰沈着性腱板炎があるので場合によればお医者さん診断が必要になります。

改善効果のある運動

固まった肩関節に可動域を広げる効果の高い体操二つをご紹介します。お家にある身近な物で手軽に行えますので是非試してくださいね!

アイロン体操

①0.5~1kgほどのダンベル(なければ500mlのペットボトルでも可)を患側の手で持つ。

②椅子かベッドにもう方の手をつき、腰を直角になるぐらいまで上体を曲げる。

③振り子の作用を使い、上半身を前後に動かし患側の腕をブラブラ揺らす。

壁伝いストレッチ

①壁の横に立ち、患側の手を壁に添える。

②出来るだけ肘を伸ばし、指を使いながら壁を伝って腕を少しずつ上げていく。

 

でも、出来たらこんな大変な思いはしたくないですよね・・・!突然腕が上がらなくなる前にデイル一番の予防策はズバリ、適度な運動にありあります。実は肩回り周辺の問題だけではなく、首や背中、腰といった全身の骨と筋肉のバランスが重要ですのでウォーミングや軽いジョギングも大切です。

 

 


 

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