治療日誌

スポーツが原因?謎の鼠径部痛

2019.01.29

こんにちは!本院の久保です。

今回はスポーツをされている方なら誰しもが起こり得る股関節、鼠径部付近の痛みについてです。

股関節の痛みにも様々な原因が存在しますが、今回位は激しいスポーツをする小中学生に多い「鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)」についてです。急激に激しい運動(特に股関節周りを動かす動き)を始めたばかりのころになることが多いこの怪我は、本人は「なぜ痛くなったのだろう?」と原因がわかっていないことが多いです。

原因

・股関節周辺の筋力や柔軟性低下によって拘縮

・骨盤を支える筋力低下や不安定性により体幹と下半身の連動性が崩れ、間違った筋肉の使い方をしている。

・片足で立ってキックする動作を繰り返しするサッカー選手に多い。(脚を引き上げる際に使う腸腰筋が引っ張られ炎症をおこす。)

・足首の捻挫や太ももの肉離れ、腰痛などの症状を持ったまま無理にスポーツを続ける。

・この季節は特に気温が下がり、筋肉も緊張しやすいです。その筋肉が付着している部分の骨が引っ張られ、それもまた炎症につながってきいきます。

※特にスポーツをはじめたての人だと筋力や柔軟性が低いため、上記のような原因で痛みが出ることがとても多いんです。痛いまま無理に運動を続けてしまうことにより、痛みが長引いてしまったり、痛みを庇って間違った筋肉の使い方をしてしまうことで痛めるクセがつくこともあります。こうなるとなかなか完全に治すことはむずかしくなります。

改善と予防

1.痛みがある時は激しい運動は避けましょう。当たり前のことですね。でもこれが一番大事で改善の大前提です!

2.患部が熱感を持っている場合はタオルを巻いた保冷剤で3~4分軽く冷やしましょう。

3.骨盤内の筋肉(膝を引き上げる筋肉)の筋力強化トレーニング

腸腰筋トレーニング

①椅子に浅く腰を掛けて両足を床につける。両手は椅子の端を軽く持ちます。

②身体の重心を後ろに移動させ、出来るだけ背筋を伸ばしたまま膝を引き上げていきましょう。

③一番しんどいなと思うところで10秒キープ!

④重心は後ろのまま、「ゆっくりと」足を元に戻します。それから上半身を起こします。(※ゆっくり戻すときにも筋肉が働きます。)

最初は①~④を4セットぐらいから初めて、慣れてきたらキープする長さを増やしたり、回数を徐々に増やしていくなどして負荷をかけていきましょう。

簡単体幹トレーニング

上のトレーニングに加えて、出来る方はもう一つ!

①片足で立ち、上げている方の膝を90度に曲げます。

②上げている膝とそれと反対側の肘を合わせるように近付けます。

左右合わせて30回程度行いましょう。

 

太もものつけ根を柔らかくするストレッチ

①片足を大きく一歩前へ出し、腰を深く落とします。

②前へ出した膝に両手を据えて後ろ脚の膝は床につけ、つま先を立てておきます。

③徐々に体重を前足にかけていき、後ろ脚の付け根の筋肉が伸びているのを意識しましょう。そのまま30秒キープ。

反対の脚も同じように行ってください。

 

 


当院ではマッサージなどの保険治療のほかに、矯正・はり・お灸・交通事故の治療もしています。患者さん一人ひとりに合った治療法をご提案しています。「この治療を受けてみたいけど初めてだから不安・・・」そんな方は一度お電話でご相談ください(^▽^)/

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