治療日誌

東洋医学ってなんだ?5

2017.03.19

皆さんこんにちは

総院長の樋上です。続けて東洋医学についいて書いていますが難しいなと思ったらサラリと流し読みしてもらってOKです。

少しでも東洋医学に興味を持ってもらえれば嬉しいですね。

さて、今回は

「五臓六腑って何?」

です。東洋医学では内臓を単なる体の構成要素ではなく、経絡(ツボの流れ)と同様に身体の生理、病理現象や、精神活動の中心と考えているのです。内臓を臓腑といい、「蔵象」という臓腑生理学説で説明されているのです。

 

【臓器とちょっと違う臓腑】

臓腑には五臓、六腑、奇恒の腑がある。各臓腑の名称は西洋医学の臓器や器官名と似ているが、臓腑が示している概念は西洋医学の示す臓器よりも幅が広い。臓腑は精気(気、血、津液を含む)の運行を支配しており、五臓は精神活動の元ともなる神で育んでいる。

また、五臓六腑と対になっていて、密接に関連しながらバランスをとっています。そのため、五臓六腑のどれかが不調になると、対になる臓腑にも影響を受けやすいのです。病気の初期段階では病は腑にあり、長期化すると腑に移行するというケースが多い。

五臓>五臓は肝、心、脾、肺、腎の五つだが、六腑の三焦に対応する心包を含め「六臓」と呼ぶ場合もある。精気を貯蔵し、生命活動の中心となって働く。

六腑>六腑の胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の6つ。飲食物から栄養分を取り出し、他の臓腑、器官に送るとともに、水分の吸収や配分なども行う。

 

相互に助け合う臓腑

五臓六腑は互いに助け合い、生命活動を支えている。

六腑が得た栄養分は大気から得た気と合わせて五臓に送られ、五臓はそれらをもとに気、血、津液や精を作り出す。また、臓は陰、腑は陽の性質を持ち、表裏関係にあります。そのために五臓の相性、相克関係は、表裏する六腑の関係でも成り立つ。たとえば、脾と胃は経脈によって連絡し、両者の共同作業により飲食物の消化吸収、水穀の精微の運送、分布を行うため、脾胃の病変は相互に影響しやすい。

 

五臓六腑がになうそれぞれの役割

五臓六腑の位置は西洋医学でいう臓器とはほぼ同じだが、完全に一致するわけではないのです。また、三焦のように具体的な臓器は存在せず、全身の気、血、津液をいきわたらせる「機能」を指す場合もあります。五臓六腑の役割は五臓は精気を蔵する実質器官であり、中空器官である六腑には貯蔵の機能がない。しかし、飲食物の消化、吸収や水分の吸収と配分、その排せつなどは六腑で行われている。現代医学では、内臓は脳など中枢神経の命令で働くとされているが、東洋医学では五臓が身体の構成部分や精神活動に対して中枢的な役割を果たしている。

 

=全身の気や血の流れを調整。また、血を貯蔵し全身の血量を調整している。

=五臓六腑を総括。全身に血を巡らせて、思考、意識など精神活動を制御する。

=消化と吸収を行い、後天の精を取り出すほか、津液をつくりだし肺に送る。

=呼吸を行い、天の陽気を取り入れるほか、津液や血を全身にいきわたらせる。

=精を蔵し元気をもたらすほか、全身の水分代謝の調整。呼吸にも関与する。

=胆汁を貯蔵、排出し、脾、胃の消化を助ける。また、決断や勇気に関与する。

小腸=胃から送られてきた食を清(必要物)と濁(不必要物)に分ける。

=脾と共に飲食物の消化、吸収を行い、気を全身に送り出す源になる。

大腸=小腸から送られてきた不要物から水分を吸収して、肛門から大便を排出する。

膀胱=肺、脾、腎、三焦の働きで全身をめぐっていた水分が集められ排出される。

三焦=飲食物を消化吸収して気、血、津液を全身に配布し、水分代謝を円滑にする。

 

 


 

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